カラオケボックスでの・・。

人々。

人々という表現も変ですが。

色んな人間模様がありました。

まず店長が良い人でしたね。

女好きで、愛嬌があって、なぜか年増(必ず年増)のお客さんから口説かれる。

夜流川で知り合って、その女性が、お客さんとしてカラオケボックスに来て、

お店の閉店時間と共に流川に消えていく・・。のか?良く分かりません。

そこのお店のイメージキャラクター的存在で、皆とも仲が良くて、温かい人だった。

飲みすぎて内蔵壊し血を吐き、入院。

これもキャラクター的に有りでしたね。

全部笑い込みなので、狙ってやっているんだろうかというカンジです。

今はもう50歳近くになっているはず。生きていれば。

誰か店長のその後を教えてください。

同窓会を開催したいですが、墓前では嫌ですね。

今でも当時のメンバーとは交流があるので、あんまし書かない方がいいかも。

本当は書きたいけど、個人の了解を得てから書きます。

次回からは結構急展開な話になりますね。

カラオケボックス、ドカチンから、人との出会い、そして会社設立。

有りそうで無さそうな、スットコドッコイ話の連続です。

期待に応えられるよう、楽しめる話になるように頑張ります。

期待されていればのハナシ・・。

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カラオケボックス!

で、バイトを始めました。友達の紹介で。

日中の仕事が、17時キッカリに終わるので、時間つぶし?と小遣い稼ぎ?のつもりで働き始めた。

なかなか楽しい体験だったような・・・気がする?しない?よくわからんが。まぁいいか。

20時からの仕事だったので、食事した後で出勤。お酒飲んで、働きに行ってたな。

当時一緒に働いていた「○村くん」には、よく「顔赤いッスよ」と言われてた。

高校のバイト以来の接客業。酔っ払いの相手したり、店長が年増の客に襲われそうになったり?笑い話が結構多いな。

そのひとつ。

男女数人のグループで、したたかに飲んで、歌って、しかも上品でナイ。

こっちもムカつくのを押さえ対応していた。

「プルル・・」と食事の注文。

「エビピラフひとつ~」・・・・。

チャンス到来ッ!!

フライパンを取り出し、火を着け具を入れ鍋を振るッ。

左手には、マニュアルには乗っていない「伯方の塩!」※伯方はウソです。

おもむろに、フライパン目掛け、伯方の塩の50連打!! 雨のように塩が舞い、ピラフの中に大量に取り込まれていく。 

出来上がった渾身の一品をホール担当の女の子が運んでいく。

「文句があるなら、掛かって来い!」・・・・・のつもり。

しばらくして、「プルル・・・」と、その部屋の内線が鳴る。

「・・・・はい。フロントです・・・。」

「スンマセン。エビピラフ、もうひとつ!」

「・・・旨かったんかいッ!!」

という、知らず知らずの内に、お客様のニーズに応えてしまったというお話。

サービス業は、奥が深いッ!

勉強になりました。

続く。

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頭使うのよ。

ドカチンという仕事。

イメージ的には、スコップで穴を掘り・・・という事だけど、結構頭を使う事が多い。

河川の護岸工事、橋梁工事など、安全に係わる仕事が多く、基準に応じた構造物が作れなければ、巷の耐震偽装問題のようになってしまう。

その為、測量をし、図面上で計算するなど、算数、数学が求められる。

まさかドカチンで、サイン、コサイン、タンジェント・・・などの、公式を使うとは思ってもみなかった。

とりあえず高校卒のワタシは、ドカチン仲間で言うとエリートですよ。

スコップを持つ仕事から、測量などの仕事をし始め、工事の管理までやり始めた。

ここまでやってくると結構面白い。

建設機械に乗ったり、写真を撮ったりなどドカチンと言うべくも無く、結構立派な仕事に思われてきた。

自分たちの作ったものが後世まで残ると言うことは、悪いものではない。

ただ、問題が。

それは、ワタシの性格。

人一倍、自分勝手で(今も変わらないが・・)、短気、などあらゆる悪い面でオンパレードの人間。人との衝突も多かった。

自分の事が悪いと思っていないから、タチが悪い。

あの時の仲間には、今も謝りたい。生意気でスミマセンでした、と。

一番尖って生きてきた時代だったと思う。

嫌いでもないこの仕事で、結局続かなかったのは、自分の責任だった。

ただ、反省する自分の姿も当時はなく、惨めに気付くのは、2年後のワタシです。

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囲まれちゃった。。

囲まれたんです。

トラック野郎たちに。

事の発端は数日前。

もう既に深夜、その晩は大雨でした。

セイジくんとそのセイジくんの事が大好きな女の子、自分の3人で、車で移動中でした。

楽しい会食のあと、話が盛り上がり、『うどんを食べに行こう』となり、

有名な24時間営業のうどん屋さんへ。

視界が悪い状況で、80キロくらいで走行していた。

すると、前を走っていたトラックが、いきなり車線変更!!!

『きゃー!』と叫ぶ間もなく、ブレーキ踏んだけど、逆に車のお尻が振られ、

中央分離帯に車体がヒット!

その反動で、女の子が窓ガラスにヘッドバット!!

なんと、衝撃で窓ガラス1枚が全部吹っ飛びました!!※しかし血も出てなかった・・・。硬い頭ですね・・・。!

しかし、そのトラックは何も知らず走り続けている。

怒ったセイジくんは、『なんじゃあいつ(恕)!!!!つかまえよう!!』となり、

怪我した車で追っかけ、トラックを停車させる。

セイジ『アブネェんだよ!テメェ!』

運ちゃん『ハァ?なんだそりゃ!』

・・・・ヤバイ。切れちゃうよ。セイジくんが・・・。

怖いセイジくんは、なんと、トラックのボディを殴りつける。

なんとこれまた、見事に凹みます・・・。

さすがにビビッた運ちゃん。

結局、女の子の慰謝料を支払う事を約束し、住所、連絡先を控え、示談となりました。

その後、救急病院で審査を受け、異常が無いことを確認し、一安心。

あとは、治療費と慰謝料の受け取りです・・・。

が、そんなにすんなり行くわけない。

数日後、約束の場所に行ってみると・・・・・、

居るんですよ。

たくさんのトラック野郎たち。

『あ、あの人木刀持ってる・・・』

『あっちの人は、眉毛が無い。しかもパンチパーマ・・』

『こっちの人は前歯がネェよ~』

で、運ちゃんズは、言葉遣いも荒く、最初から喧嘩腰です。

でも、セイジくんは相変わらず。

『なんだテメェ!!』と始めちゃいます。

『キャーやめてぇ』と、思いつつ、

『やめろ!セイジッ!!』と、普段からすると考えられない口調で、私も止めます。

しかし、運ちゃんズは、机を木刀でブッ叩いたり、椅子を蹴飛ばしたり、やりたいホーダイ。

こっちも開き直り、

『シバキたきゃ、やれよ!』

『話、デカくしてぇんだったら、付き合うゼ!!』

と、震える膝を押さえながら、頑張るワタシ。

その意気に、惚れた?運ちゃんズのリーダー(前歯ナシ)が、

『分かった。こっちも話をデカくしてぇわけじゃねぇ』

『この人数で引かねぇ自分らが正しいかもな・・』

といい、なんと、お支払いをしてくれたんです!!!○十万!!!!

・・・・・良かった!!!! 死なずにすんだ!!!! 前歯ある!!!!

感情を殺しつつ、あくまでクールに『これで終わりにしよう』

と、最後の決めゼリフを残し、その場を後にする。。

その後、

『ごわがっだよ~!!! ごろざれるがどおもっだ~』と、ワタシが半べそかいたのは言うまでもありません。

人生で一番、恐怖を感じた瞬間、見事に役者を演じたワタシ。

アカデミー賞も狙える演技、記録に残っていないのが残念デス。

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セイジくん

と、いう子がいました。

子というか、野郎というか・・・。

年はひとつ下の、屈強な体の持ち主。

バイク大好き、女大好き、喧嘩大好きの、

酔うと可愛くなる、お茶目なセイジくん。

同僚でした。ドカチンの。

仕事も一応は真面目にこなすし、先輩もちゃんと立てる。

・・・・・酔わなければ。

敬語も使える。人のフォローもしてくれる。

・・・・・飲まなければ。

・・・・・・・お酒・・・・・・・。

魔法の水ですね。

人を獣にかえてしまう、禁断の水。

飲み始めは、可愛いお茶目なセイジくん。

となりに、ガラが悪そうなニィちゃんが入ってくる。

やばい・・・・・・。

目が合ってる・・・・・・?

ガンとばしてる・・・・・・・・??

メ、メンチ切ってる・・・・・・・・???

・・・・『セ、セイジ・・・・・・?』

その後、

・・・・・・・とても書けません・・・・・・・。

数分後には、救急車のサイレンが聞こえ、

目の前のセイジくんは、唇の端をちょっと切ってます。

『生意気なんですよ~』 と笑みを浮かべながら、焼酎を飲んでいます。

大体、彼の日常生活はこんな感じでした。

飲まなければいい子なのよね。

姿、形もカッコ良く、言う事も洒落が利いているのに、お酒を飲んでしまうと、

ストップが掛けられない。

飲む → お茶目 → 凶暴化 → 野獣化 → 喧嘩、

この後は、なんと反省が始まるんです。後悔かな。

『だってあいつが悪いんだよ!オレは喧嘩したいわけじゃないんだよ!』

は?

『あんなに殴って悪かったと思ってる。謝りたいッ!』

泣いてる?もしかして?

『皆、オレのこと分かってくれねぇんだよ~』

分かるよ。ガン飛ばして、ボコボコニしたことでしょ?

『・・・・明日から真面目にしますわ~・・・・・』

・・・・・・なんのこっちゃ。

こんな彼なので、周りの人も一緒に飲みたい訳もなく、やはり一匹狼です。

お酒、使い方を間違えると、えらいこっちゃです。

しかし、楽しくなるのか悲しくなるのか、人によって全部違うのが面白い!

泣かれても、騒がれても困るが、人の本質を見させてもらう為の良いアイテム。

お酒には、飲まれないようにしましょうね。

次回の内容は、セイジくんと共に、『 囲まれちゃった 』というタイトルです。

私のカラータイマーが光続けた出来事です・・・。あしからず。

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それからそれから・・・。

困りました。

何しよう?

とりあえず車のローンがある。

でもお金が無い。

しかし、体は元気。体力には自信がある。

ので・・・・安直に、肉体労働することにしました。

土方です。ヒジカタではありません。通称、ドカチンです。

必要備品は、ケンスコ、カクスコ、ツルハシ、ヘルメット。

全て会社支給ですが、『日本の道路はオレが作るッ!』と意気込む訳も無く、

1日8000円で、炎天下での現場がスタートです。

どんな仕事をしたかはおいおい書くとして、この仕事を通じて色々な人間と

出会いました。

その人たちはヒジョーにオイシイネタなので、一人ずつ紹介していきます。

今回は『~土方親父編~』

土方の世界には、必ず人間(人工)を仕切る親父と、呼ばれる人が居ます。

簡単に言うと、人を集め、親会社からもらう人件費をピンハネする人。

個性豊かで親分カタギ。言うことデカイが、金にはセコイ。

まぁこんな親父でした。

この親父さん、自称 元ヤクザ。

口癖は、『なんだ!テメェ!コノヤロウ!』

表現方法がいつも大雑把。大声で『ブアー』とか『ドワー』とか吠え、ボディランゲージを織り交ぜながら、独奏講演会が始まる。

話はいつも人とモメた話。警察官とヤクザは毎回、話に登場し、

『それでオレがこー言ってやったんだよッ!テメェ!コノヤロウ!・・・・・・』

毎日聞いていると、所属している組と、人数が違うだけで、内容は全て同じ事に気付く。

こっちが、『どこの組でしたっけ?』と、聞くと当然の如く、

『ウルセェ!テメェ!コノヤロウ!』と返ってくる。

それでも毎晩、話に付き合うと、愛らしく見えてくる。

そんな親父は、飲み屋のネェちゃん(45歳・・ネェちゃん?)と同居していた。

・・・・口説いたんだろうな。

ネェちゃんが勤めているお店の名前が『ZOO』・・・・動物園!?・・・・・・・。

確かにヒト科・・いや待てよ・・家畜・・・・?のような・・・・。・・・・・・まぁいいか。

仕事っぷりも面白かった。

ユンボと言われるショベルカーが有る。

これに親父が乗ると暴れん坊と化す。

『テメェ!どけ!ぶっ殺すぞ!』とブンブン機械の手が動いている。

誰も近くに寄れず、仕事をしてるのか、邪魔してるのか?

返って仕事が増えているんですけど・・・。

こんな具合でした。

居るのね、こんなヒトが。

けど、今思うとそんなに悪いヒトではなかったように思う。

本当に親分肌で、褒めてくれるし、叱ってもくれた。

ウソとホラは低俗だったけど、人間味あるというか、周りのみんなも笑顔だったもんね。

トータルで見ると、悪いところも良く見えるし、結構印象に残るジンブツだった。

このヒトから学んだことは、ヒトを惹きつけるトークとボディランゲージでしょうか・・・・。

ちなみにこの親父の息子さんは、

無免許で車を運転し、(当然飲酒運転)、警察に追われ、

八幡川に車でダイブした・・・という経歴の持ち主です。

・・・・・・・血かな・・・・・・・・。

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さてさて・・・。

車の購入から、生活が苦しくなり、人生まで考え始めた22歳。

新しい世界は、希望に満ちている(と、見える)

経験したことの無い世界に、飛び込み、自分の可能性を・・・・、

という気持ちだった。

知らない世界・・・・。

で、飛び込みたくなった世界は、夜の世界。

別に歌舞伎町というわけでもなく、

ホストという言葉が一般化していた時代でもない。

ただ、女の子を相手するボーイズバー。

ビール1杯で、顔が真っ赤になるのに、

ビール3杯で、頭痛がするのに、

この世界を知りたかった。

知り合いにお店を紹介してもらい、即採用。

で、仕事は???

・・・・・・・ナンパです。

・・・・・・・声掛けるんです。

・・・・・・・道端で。

『どこいくのォ??』

『もう1軒行かない??』

『カラオケタダにするからさァ!』

こんなことをいいながら毎晩ナンパに勤しむ。

仕事だと割り切ると、結構女の子に声が掛けられ、またヒット率も高い!

19時位からは、道行く女の子。

1時を過ぎると、飲み屋の女の子に声を掛ける。

3時になれば、お客さんと一緒にまた飲みに行く。

記憶は無くなる、朝起きると、男の股間に顔を埋め寝ていた事もあった(笑)

そんなこんなでハッピーナイト♪ばかりを過ごしたわけでなく、

きっついノルマもあった。

働き始めて3日目には、オーナーから、

『お前の客はどれだけ来た?自分の給料分くらい稼げ!』とのお達し。

ナンパしてきたお客さんは、先輩に全て取られていたみたいで、

いつまでたっても、オーナー、店長からは役立たず的な扱いだった。

しかし、考えようによっては、その時のナンパ経験が、今の豊富な?

話術を生み出したかもしれない。(かなりな自己都合解釈ですが・・・)

稼ぐ意識、給料をもらう意識、カネ・・・については勉強になった気はするが、

結局、ツライ扱いに嫌気がさし、明るく『辞めさせてもらいま~す』という結果に。

辞め癖がついたというか、簡単に自己都合で辞めていく。

段々わがままになり、自己主義になり、怖いものもなくなっていく。

果てし無く生意気で、自己チューで、恐れをしらない自分がスクスク育っていく。

ニートとも呼べない、どこから見てもぷータロー街道まっしぐら。

暗黒の時代はまだ始まったばかりです・・・。

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欲と希望

仕事をしているとモノが欲しくなる。

自分も車を購入した。20歳くらいだったと思う。

今まで貯金していた習慣が、車を購入した途端に変わり、消費サイクルが激しくなる。

車のローン、ガソリン代、車のパーツその他諸々、

自分を満たすためにお金が必要になる。(なった・・・。確かに・・・。)

当然、生活は苦しくなり、不満が出てくる。仕事にも夢、希望が見出せない。

『一生、トラックに乗るの?』

『自分がしたいことって何?』

『オレは一体・・・・』

まるで尾崎豊の歌の歌詞のよう。

で、退職を決意。

結構、こんな感じで会社を辞めた人は多いかも。

働きはじめの謙虚な気持ちはどこへやら。

しかし、そこから自分探しの道が始まる・・・と、思う。

カッコいい言葉だ、自分探し。

でも、そんなにカッコ良かったか?21歳のプ~タロ~な自分・・・。

会社からサラリーを貰っていた自分から、未知なる知らない世界へ、自分を試したくなる、そんな気持ちだった。

実際に21歳から26歳まで、起業するまでの5年間は、『自分を試す・・』どころではない。

生活するだけで精一杯。飯も食えない。車のローンもある。

結局、時給800円、日当8,000円の仕事など、その場しのぎの仕事をしていた。

夢はどこ行った?希望はなんだっけ?

当たり前です。

必要とされている人間なら露知らず、知性もあるわけでもなく、教養、経験も豊富でなく、若者の特権である、『若さと無謀な野望』だけがあるのみ。

そりゃ、経験豊富な先輩方からすると、知性、教養、そして学歴がある人間を採用するでしょうね。当然。そして夢、希望を叶える為の応援をしてくれるでしょう。

じゃあ、自分は何をすればいいか?

この事に悩んでいる人は多いと思う。

『夢と希望』、この未知なる、おおいなる可能性を秘めた、危険な言葉。自分の場合は、車の購入がキッカケだった。今思うとツマラナイ。

ただ、社長となった今では、これが最初の人生のターニングポイントだと思う。

夢語る前に、自分が謙虚な人間であれば、人からの忠告も素直に聞けたし、プータロー時代も過ごさなくてよかったはずだが。

結局は、自分自身の問題は棚に上げて、『夢と希望』にすがりたかったのだろう。

恥ずかしい21歳から26歳までの自分。

次回からのブログが憂鬱・・・です。

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サービスドライバー

トラックに乗る日々。

家具を運び、お客様の元へお届けにあがる。

結構したばかりのお宅へ、高価なタンスセット。

大学生活を始める学生の家へ、安価な組み立て家具。

新築の家を建てられた方へのソファセット。

仕事を教えてくれた係長からは、

『運転手じゃないんだ。末端の営業マンなんだ』

『トラックに乗って、お客様の元へ行き、

納得してもらう仕事なんだよ。最後の営業マンなんだ』と、よく言われた。

高校出たての自分には、よく分からない。

『営業ったって、トラック運転してるし、荷物運ぶし、半端じゃなくキツいじゃん』と

思っていた。

筋肉はつくし、腰は痛めるし、携帯する物は、カッターと軍手。

営業マン?ゴム付き軍手で?

確かに、お客さんとは話をする。

『ちわーッス。どこ置きますか?』

『・・・・・このタンス、入らないんスけど・・・』

『サイズ確認されました??』

『持って帰りまスね・・・・。入んないんで』

自分は、こんな会話がほとんどだった。

ただ、自分を教育してくれた係長の会話は凄かった!

『奥さん、この松は見事なモノですね!』

『この壷は、○○ですね!こりゃ価値がある!』

お客さまの趣味にあわせて会話成立。

・・・・って、19歳にこれが言える?

学校じゃ教えてくれない、松も壷も。

自分をトラック野郎と思っていたので、営業という言葉がひどくキライだった。

いや、キライになった。

でも、なぜか今は営業マンをしている。

松や壷の話はしないけど、色々な人と話は出来る。

今を思えば、自分勝手だったなと反省。

思い起すと、その係長は、販売店の営業マンの顔も見えているし、

メーカーの人の顔、タンスを磨く人、そしてお客様の顔、

全てが見えていたと思う。

『お客様と接する、最後の大事な大事な営業マンが、自分たちなんだ!』

『ここで失敗すると、他の顔(人)に申し訳がたたないだろう!』

『やるからには、ありがとうと言われよう!』の気持ちがあったと思う。

・・・・・・大切な事を教えてくれていた。

それなのに、それなのに・・・・・・・。。。

サービスドライバー、言うのは簡単、やるのはオオゴト。

今更ながら、営業とは・・・?を、改めて考えてみることにしよう。

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人生大学や~

新卒5名の入社式。

高卒は自分一人で、あとは、大学、専門学校卒。

家具屋(卸)の社長は、叩き上げで会社を大きくしてきた人。

がっしり体系で色が黒く、声もデカイ。

平成3年と言えば、不況、バブル崩壊が叫ばれ、

一時の泡沫から、現実に引き戻されようとしていた時期。

この社長の朝礼の訓示も厳しい言葉が多かった。

『世はまさに、バルブ崩壊と言われ、大変な時代を迎えた・・・、ナントカカントカ』

え?

バル・・・ブ崩壊?

バルブ?

蛇口か??

これを繰り返し言う。

聞いている社員も何も言わない。

いや、言えない。

ワンマン社長で、意見を具申しても、到底聞いて貰えないという空気がある。

尚のこと、訂正しようものなら、社長室行きになり、説教が始まるだろう。多分。

ワンマンも悪いところばかりではない。

道を示し、皆を鼓舞する為にはワンマン的な要素も必要。

が、社員からの理解が無ければ、文句の対象になるだけ。

会社の人と話をしても、『今の時代にいい仕事なんかないからな~。

しょうがないからこの会社にいるんだ』の言葉が多かった。

この会社で何を学んだ?と、考えると、

社会人としてのマナー、モラル・・・・・その他には・・・・・、

社長から言われた、『人生大学へようこそ!』と言われた入社式の

一言が、印象強い。

お客様と接する、エンドユーザーと接する、お金を稼ぐ、

これぞ人生大学。

この希望の言葉は、今、思うと面白い。

給料を考えて働くのではなく、人生のプランを考えて働く。

『この仕事を、何年もやってられない』と仮定して、

じゃ、どうする?

どうやったら楽しくなる?

しかも楽に!

こんな事を、皆で一緒に考えると面白い。

ラクに楽しく、が、基本となると、皆からアイデアが出るようになる。

アイデアが仕事、人を動かす。

アイデアは人からの期待も付加している。

チャレンジも生まれる。

これが、仕事だったら絶対楽しい・・・・・はず。

人生大学、今現在で何年生かも分からないが、

新入生をもっと増やして行きたい・・・と思う今日この頃です。

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